アウディ　A5　CDN　TFSI　エンジンオイル消費　オーバーホール　【大阪廃車買取サービスセンター】㈱ジャパンカーライフ

アウディー　A5　エンジンオーバーホール　

2010年　走行距離71000キロ　アウディ　TSFIエンジンです。

エンジンオイル消費が定番のアウディＡ５。中古で購入後オイル消費のトラブルに驚かれる方が沢山いられると思います。

１００キロで１Lほどエンジンオイルが消費するエンジンですが、エンジンオイルを足しごまかして乗っていたのですが、

ついにエンジンの調子がおかしくなり、ブスブスと何処か一気筒が失火している状態になりエンジンチェックランプ点灯、走行ができなくなりました。

AUTEL 　自動車用診断テスターにてフォルトチェックを行うと沢山のエラーが表示されています。

4番失火、圧縮を測り圧縮０と。

オイル消費とエンジンチェックランプ点灯によりエンジンオーバーホールとなります。

対策ピストン、ウォーターポンプ、ヘッドガスケット、バルブステムシール、ヘッドガスケット、チェーンテンショナー、その他オーバーホールキットで交換です。

作業工程を写真で記録しています。自分の見返し用で撮っています写真が多いです。

※フロントドライブシャフトは外す必要はありません。

フロントバンパーとフロントメンバーASSYを取り外していきます。

ボンネットワイヤーの取り外し。

フロントバンパーを外します。

ごそっと外します。

　フライホイールとトルコンの連結はボルト3本で止まっています。

マフラー（フロントパイプ）のナットを緩めるのに苦労しましたが、何とか取り外すことはできました。

多くの補器類を外してエンジン脱出です。

セルモーターの脱着にはエンジンマウントを外さないとボルトにアタックできません。エンジンを持ち上げて宙吊り所帯での作業になります。

ここのボルト

ウォータポンプのベルトを止めているボルトですが。注意※ここだけ逆ネジでした。

知らずにポキッとおってしまいました。ゾッとしたのですが、先の尖った工具で中で折れたボルトをほじくりスルスルと抜けたので良かったです。

のちにアウディDの方に聞くとボルトを取らなくてもベルトの交換はできるとのことでした。

ウォータポンプから水漏れも有りウォーターポンプも交換となりした。

ここまでくるとあとはヘッドの止めているボルトを外してブロックからヘッドをおろします。

ヘッドを止めているボルトは専用工具が必要です。

ピストントップです

バルブステムのトップです。一か所かけていいるバルブがあります。

圧縮抜け　ミスファイヤ　エンジンチェック点灯の原因です。　オイル消費でそのまま乗っていると最後はバルブが欠けエンジン不調となります。

まだまだ補器類を外していきます。

ステムシール新品に交換します。

専用の洗剤に3日ほどつけ置きして　汚れをおとしました。　その後バルブのすり合わせです。

ガソリンを貯めて　漏れがないか最終確認です。　漏れました。　再度バルブのすり合わせです。　時間がかかります。

バルブステムシールを新品と交換。これでオイル上りの心配はありません。アイドリング10分ぐらいしてアクセルを踏むと黒い煙がモクモク上がる場合はオイル上りでこのステムシールの劣化によって起きます。

こちらは作業場です。事務所内でゆっくり時間をかけて磨きます。

　　もう一度ガソリンを入れて漏れがないか確認です。漏れもなく大丈夫です。

次はクランクシャフトの組付けです。メタルの交換も行います。

三日月状のワッシャーに溝がほっています。この溝の方向が分からず焦りましたが。ブロック側の面に溝がくるように取付です。

あとは組付けて完了です。　タイミングチェーの調整が整備書の範囲から少しずれるので何度も調整するのですが会いません。

チェーンを張り、イン側トップとアウト側トップの許容範囲が120ｍｍまでと説明書には書いているのですが

少し125ｍｍとずれています。チェーンが少し伸びているのかもしれません。

不安になりアウディDに確認すると、そんなもんですとの回答。

不安をいただきながら組み立てて完了です。

ここから組付けていくので写真はとっていないのですが無事にエンジンが掛かり走るようになりました。

その後試運転を繰り返し驚くほど加速もよくなり、全体的にパワーが上がっています。

ディーラーでの作業費用100万円を超えます。

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